介護士は結婚できないといわれることが多いんです。なぜそういわれてしまうのか、具体的な理由を男女別に詳しく見ていきましょう。どちらにも共通しているのは「シフトが不規則で会う時間がとれないこと」です。
男性介護士に独身者が多い理由は5つあります。ひとつずつわかりやすくまとめていきますね。
まずはじめに、収入の低さ。介護士の平均年収は300万ほどですが、同じ年代の他の職種に比べると大きく下回っています。収入が低いと自分の生活だけで精一杯で結婚に必要なお金を捻出するのは大変です。経済的な不安を抱えたままではなかなか結婚に踏み切れないので、他の職種よりも既婚率が下がってしまうんでしょう。
次に、シフトが不規則なこと。介護士は基本的に日勤と夜勤のシフト制勤務です。勤務時間や休日が不規則で、土日に出勤することもあります。仕事の時間帯や休日が合わないので必然的に出会いの機会も少なくなってしまうんです。出会いがなければ結婚も遠ざかってしまいますよね。それが理由で一歩を踏み出せない人も多いんですよ。
加えて、交際が長続きしないこと。介護士はシフトが不規則なので交際してもお相手と休日がズレる場合も多く、すれ違いになってしまいがちです。「すれ違いが続いて短期間で終わってしまった…」というのも介護士によくあるパターンです。
そして、両親からの反対。介護士は収入が低く不安定、というイメージが浸透しているせいか、女性の両親から結婚を反対されるのもよくあるパターンです。女性は両親から結婚の承認を得たいという願望が強いので反対されていると結婚にはつながりにくいんですね。
最後に、忙し過ぎること。高齢者の数は年々増加の一途を辿っていますが、介護士の数が追いついていません。少ない人数で仕事を回さなければならず、希望通りに休日がとれないなんてことも…。仕事に忙殺されてキャパオーバー状態だと婚活する時間もとれません。
介護の現場では男性よりも女性の割合が高く、全体の7割以上を占めています。一日の大半の時間を過ごす職場にいるのは女性ばかり。それでは職場での出会いには期待できませんよね。
それに、介護の仕事に休みはありません。24時間体制の入所系施設では日勤と夜勤があり、勤務時間もズレています。一般企業のように9時~5時勤務、毎週土日が休日、とはなりませんし、ゴールデンウィークやお盆・お正月などもカレンダー通りには休めません。
やりがいのある仕事ですが、自分の時間を作るのが難しいので出会いの場に出かけることはもちろん、お相手と時間を合わせるのが難しくなってしまいます。すれ違いが起きやすく、ご縁があっても長続きしにくいんですね。